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映画「ジャージーボーイズ」が素晴らしすぎる件

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ようやくサブカル好きらしい話題ができそうです。


先週、映画「ジャージーボーイズ」を見てきたんですが、予想外によかったので紹介させてください。


舞台は1960年代、ビートルズよりも前に一世を風靡したバンドの物語です。監督は大御所クリントイーストウッドです。

これは同名タイトルのブロードウェイミュージカルの映画化作品で、ザ・ビートルズ以前に音楽業界を席巻したザ・フォー・シーズンズという実在した4人組の物語。名前は知らなくても曲を聞けば「あ、これ知ってる」という曲がいっぱいあります。

特に「君の瞳に恋してる」は超有名で、MISIA三代目J Soul Brothers、少女時代などがカバーしているほど。そのザ・フォー・シーズンズの光と影を描いて号泣させる映画、それが『ジャージー・ボーイズ』なのです

 

「君の瞳に恋してる」は、日本のアーティストにも広く愛されています。

上記以外にも、Tommy February、椎名林檎ZARD織田裕二Q;indiviもカバーしてます。

カバーされた回数で言えばナンバーワンじゃないでしょうか?

 

物語はこんな感じで、若者の成長、成功と転落を描いています。

ニュージャージー州のペルヴィルはイタリア移民が集まる街。16歳のフランキー(ジョン・ロイド・ヤング)は、奇跡の歌声の持ち主だけれど、この街で歌手としての成功を望んでも術がありません。

せこい犯罪に手を染めていたトミーとニックのバンド仲間になったフランキー。やがて3人は若くして成功していたボブと出会い、フランキー、トミー、ニック、ボブはザ・フォー・シーズンズとしての活動を開始します。バックコーラスの仕事から始め、「シェリー」のヒットでスターへ。しかし、成功を手にした彼らの歯車は狂い始め、やがて転落していくのです。

実はタモリ倶楽部のオープニング曲もこのボブが作曲したんです。

 

60年代の雰囲気がたまらなく好きな人、ドラマものが好きな人、音楽が好きな人に薦めたい映画です。


実在のバンドの実話が原作なので、リアリティがある分、やはり感動も一段と大きいです。さすがクリントイーストウッド様!本当に映画をわかってらっしゃる!って演出が満載です。

 

あと俳優さんの生歌がうますぎる!と思ったんですが、舞台で演じた経験がある方なんですね。本物のフランキーの声もいいですが、映画中のバンドの声もなかなか好きです。

 

また犯罪に手を染めている若者のストーリーということで、最初はトレインスポッティングを彷彿とさせる雰囲気でした。ベグビーのような問題児も一人いるので、トレインスポッティングの主人公が音楽を始めたらほんとこんな雰囲気かもしれないって思えました。

  

最後のエンドロールもたまりません。 

 

 

君の瞳に恋してるの生まれた背景を知れたことが本当によかったです。

Boys Town Gangのカバーばかりを聞いて、これまでフォーシーズンズ版をあまり聞いてこなかった自分を後悔しました。

 

映画のサントラも実際のフォーシーズンズのアルバムもどっちもいいです。

この映画観てからこればっか聞いてます。