実は私、去年からマラソンはじめました。
去年は10kmの大会に出てたんですが、今回初めてハーフマラソンに挑戦してみました。
いびがわマラソンとは岐阜県の揖斐川町で開催されている1988年から続いている人気のマラソン大会です。
特徴としてはフルマラソンの場合、150mを超える高低差のあるコースだという点です。主に前半が登りで、後半が下りです。
これは単純に高いところから低いところまで坂があるわけではなく途中にも登ったり下ったりがあるので、実質の高低差はもっとあります。
ど田舎で行われているこのいびがわマラソンですが、実は人気の大会でエントリー開始後10分には予約が埋まってしまうという人気っぷりです。
毎回ゲストに高橋尚子選手が来ていますし、マラソン雑誌の投票でも5位の人気だったようです。こんな過酷なコースのマラソンが人気高いなんて、ランナーの方って相当マゾいとしか思えない！
なぜかこの晴れやすい季節に3年連続雨という悪天候も伝統化しつつあります。今年も今日と大会前日は気持ちよく晴れているのになぜか当日だけ雨という具合でした。
雨の降る中、みんなコンビニのカッパや、ゴミ袋のような簡易カッパを使用していました。
雨の中スタートしました。
そして気付いたのは、沿道の応援が温かいこと、温かいこと。たくさんの地元の人たちが応援してくれています。
ほほえましい園児達。ご近所のおじいちゃんおばあちゃん。
コスプレした人達、楽器を演奏してる人達。フリーザ様の応援もいました。
なんとなく人気の理由がわかった気がしました。
おっかさんステーションというところでは味噌汁が配られていて、飲んでみると疲れて冷え切った体に染みました。こんな美味しい味噌汁は飲んだことないと。
スイーツエイドでのお団子が食べられるのも良かったです。
Ｑちゃんとのハイタッチも元気が出ます。
景色もきれいだし、雨でも全然楽しいと思ってました。
しかし
不調が襲ってきました。以前から練習するときにもあったんですが、右ひざが痛みだしました。本番はなんとかならないかなと思っていたんですが、やっぱりという感じです。
15kmあたりまでは順調なペース（6分/km）で来れてましたが、17kmを越えてから歩いたり、走ったりになってしまいました。意外と下りの方が足への衝撃って大きいんですよね。
最初は走ったり歩いたりだったのが、走る衝撃に耐えられなくなるまで痛みが大きくなってきて、歩くことしかできなくなってしまいました。
後ろから来る人たちにどんどん抜かれていきました。
息がもたないとかじゃなくて、足の痛みで走れなくなるなんて、正直情けなくて、沿道から応援してる人の声と視線が突き刺さってつらかった。
だんだん歩くのもつらくなってきて、歩くペースも遅くなり、前を歩いている人との間隔も広がっていく一方でした。
最後の方は歩いてる情けなさで、応援してくれてる人の目を見れなかったです。
遅くても走ってる人は、努力してる感じなのに、歩いてる人ってなんかあきらめてる感じですよね。走れるもんなら走りたいって思ってても。
ただゴール前でかけられた一言でちょっと泣きそうになりました。
「君は頑張ってる！そのままゴールまで行けばいいよ！」
知らないおじさんにそう言われただけで、足の痛い気持ちがわかってもらえたような、認めてもらえたような、脚が痛い中5km歩いてきた甲斐があったと本気で思いました。
なんとかゴールはできましたが、結果は2時間47分と打ち切り13分前というギリギリっぷりでした。また最後まで走りきれていないので、自分の中では完走ともはっきり言えず、次回こそなんとか最後まで走りきるという新たな目標ができました。
今回の痛い経験を活かして、二度とこんな結果にならないようトレーニングしたいと思います。
足が痛いということは、筋肉が足りていない＝練習不足ということですね。
また来年1月にもハーフマラソンにエントリーしているので、その時には記録を更新してやります！
